わが街の文化遺産「札幌軟石」 〜歩いた!探した!見つけた!

2010年4月27日(火)〜5月30日(日) 北海道総合博物館1階「知の統合」コーナー 入場無料

わが街の文化遺産「札幌軟石」 〜歩いた!探した!見つけた!

5 月10 日は、「地質の日」です(2007 年3 月13 日制定)。

 今からおよそ4 万年前、のちに支笏湖をつくることになる巨大噴火が起こり、軽石・火山灰や火砕流が広い範囲に堆積しました。 このときの火砕流が冷えて固まった岩石が「支笏溶結凝灰岩」で、札幌市南区石山付近まで分布しています。 石山の溶結凝灰岩は明治初期に発見され、「札幌軟石」と呼ばれました。 札幌軟石は加工しやすく耐火と断熱に優れた建築素材として北海道の開拓とともに各地へ広まり、札幌の街も、軟石の建物によって重厚で風格ある街並みをつくっていました。 しかし、1950 年代以降はコンクリートが普及し、採掘工事も周辺環境の変化などから難しくなったため、札幌軟石が建築に用いられることはほとんどなくなりました。

 都市の近代化にともない、往時の軟石の建物は姿を消しつつありますが、それでも街のいたるところに名残をとどめ、歴史の重みと味わいを感じさせてくれます。 街の文化遺産ともいうべき札幌軟石は、はたして札幌にどれだけ残っているのか…。 意外と知られざるその実態を、2005(平成17)年以来、市民グループが調べてきました。 毎年30 余名のメンバーが地図を片手に市内を歩き、これまでに1,500 を超える物件(建物、門塀などの工作物)を探し出しました。 前人未到のその成果の一部を、「地質の日」にちなんで紹介します。


HoUmトップに戻る