平成19年(2007年)8月、鳥取大学名誉教授吉谷昭信先生が、長年に亘って全国の黒曜岩を採取研究されてこられた貴重なコレクションを北大総合博物館に寄贈されました。 寄贈を受けた吉谷コレクションは、採取地約400地点、標本点数約1,500点あり、全て日本各地の出土地が確定しているもので、現在出土地を大まかに7ブロックに分類し、登録の収蔵作業を行っています。

 今回展示する黒曜岩は、一部を除いて、今後小中学校等を対象にした黒曜岩セミナーを開催する為に、特に石器製作用および直接手に触れることが出来るような目的で、博物館の標本とは別に教材として寄贈を受けたものです。 出土地は日本中の各地方を網羅しておりますが、十勝石の名で親しまれている地元産を多く含んでいます。教材としての使用は勿論ですが、石器製作すると当然ながら原形を留めなくなりますので、その前に子供用コレクションとして展示を計画しました。黒曜岩はガラス質で、特に破断面の角は切れ味鋭い刃物と同じですから、危険防止のためケース内の展示に留めています。