第7回企画展示

きのこの自然史

2003年10月6日(月)−11月1日(土)

北海道大学総合博物館1F「知の統合」コーナー

 キノコは山菜や食材として、また最近では健康食品などでも利用される我々現代生活にも密着した生物である。それにも関わらずキノコは植物なのか菌類なのかといった基本的な事を知らない人も多く、また分類学的な知見に関してもほとんどの人が興味を払わないでいる。本展示ではキノコの生物分類学的な側面にスポットをあて、その分類研究の歴史や現状についての理解を深めることを目的とする。特に北大菌類標本庫SAPAが果たした、日本の菌類分類学研究における貢献について紹介するコーナーは北大らしい企画である。展示品では、18世紀後半に英国で出版されたキノコの彩色図と、同時期に蝦夷調査で描かれた『蝦夷採薬草木図』中の彩色図とは大変貴重なものであり、是非較べて見て頂きたい。

 期間中にはキノコの生態や分類に関する公開セミナーも開催されます。講演者はキノコの分類生態研究で一線の先生です。中高校生でも分かる内容でお話いただくので、皆さんふるってご参加ください。

21世紀COE「新・自然史科学創世」事業、総合博物館セミナー

「キノコの生態と分布」

日時:2003年10月10日午後1時半〜3時半
場所:総合博物館1F「知の交流」コーナー
「アンモニア菌の生物地理的分布とその森林内での役割」鈴木 彰(千葉大学教育学部教授)
「キンカク菌(子のう菌類ビョウタケ目)の多彩な生活様式」原田幸雄(弘前大学農学生命科学部教授)

総合司会 小林孝人(北大COE研究員)


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