魚類標本データベース

北大の魚類標本の多くは大学院水産科学研究科水産資料館所属の生物標本館で維持・管理され、学内の教官・学生はもちろんのこと、国内外の研究者にも活用されています。この標本館は旧北洋研究施設の建物を利用したもので、3階建てで約730m2の床面積をもちます。魚類標本の収蔵数は現在では19万点近くにのぼり、世界的にも有数のコレクションとして知られています。これらの標本は世界中の海洋や淡水域から本学の教官、学生などによって採集されており、深海性アンコウ類などの希少種や、サメ・エイ類、チョウザメ類などの多くの大型標本も含まれています。大型標本は1階部分に設置された約20個のFRP製水槽に保管していますが、大型標本を多数所有している研究機関は少なく、北大魚類標本の大きな特徴のひとつです。その他にも、北海道・東北近海、オホーツク海、ベーリング海などから採集されたカジカ類、クサウオ類、ゲンゲ類などの北方系魚類標本が多数収蔵されていることも、このコレクションの特色です。これらの標本を用いて、これまで約120種が新種として記載されており、指定されたタイプ標本は約750点にのぼります。タイプ標本は遮光・施錠された別室で厳重に管理されています。

北大では標本管理の効率化を図るため、1980年代初めに魚類標本のデータベース化を開始ししました。今でこそ、データベースは一般に広く普及していますが、当時としては極めて珍しく、おそらく日本で初めての標本管理のためのデータベースです。このデータベースは、国立科学博物館がまとめた国内9機関のタイプ標本および7機関による25万件の魚類標本の横断的データベース(Fish databases of Japan)にも用いられており、ここから北大の魚類標本(HUMZ)が検索できます。

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水産資料館附属生物標本館北大で厳重に維持・管理される約750点のタイプ標本

*北大標本のデータベース作成には、平成11、13-15年度日本学術振興会科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受けました。

*北大魚類標本に関する問い合わせ: 仲谷一宏(nakaya@fish.hokudai.ac.jp)・今村 央(imamura@museum.hokudai.ac.jp


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