オニコンブ
Laminaria diabolica Miyabe オニコンブ
Illustrated by S.Kawashima

北海道大学総合博物館第7回公開シンポジウム

極東ロシアと日本の海藻

北海道大学総合博物館「知の交流」コーナー
2003年7月11日(金)13:00より

 ロシア極東域と北海道は海を介してすぐ隣に位置しています.そのため,分布する海藻の種類も関連が強いのです.ところが,旧ソ連邦時代に日露間の研究交流が皆無であったため,同じ種類の海藻をそれぞれ異なる学名で呼んでいる可能性がある例など,分類学上の混乱が見られます.

 学名の再検討を行なう際には,それが発表されたときなどに基準となった「タイプ標本」を参照する必要があります.札幌農学校時代の宮部金吾教授以来,海藻研究の長い伝統を持つ北海道大学には,日本にある海藻タイプ標本の大半が収蔵されています.

 このたび北海道大学総合博物館では,ロシア極東域の海藻に詳しい第一線の研究者を客員教授として招聘し,この問題の解決を試みました.


【プログラム】

13:00-13:10 開会挨拶
 藤田正一(総合博物館 館長)
13:10-14:00 本邦における北方圏海藻研究史のあらまし
 阿部剛史(総合博物館研究部)
14:00-14:50 形態的特徴から見た北海道産コンブの分類学的考察
 川嶋昭二(元函館水産試験場長)
14:50-15:40 コンブ類の多様性 −分子系統学的視点から
 四ツ倉典滋(北大北方生物圏フィールド科学センター室蘭臨海実験所)
15:40-15:50 休憩
15:50-16:40 紅藻ムカデノリ科の分類と系統
 川口栄男(九州大学農学研究院/九州大学総合研究博物館資料部)
16:40-17:30 Preliminary data on comparative studies of some macroalgae from
Pacific coasts of Kamchatka and Japan

 O.N.Selivanova(総合博物館客員教授/ロシア科学アカデミー)
17:30-18:00 総合討論
18:00-20:00 懇親会

【関連企画】
植物画で見る海藻の多様性 −川嶋昭二先生海藻画展−
7月11日(金)−10月4日(土) 総合博物館「知の統合」コーナー (会場の都合により、7月14日までは部分公開となります)


 戻る