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●一般教育演習

「北大エコキャンパスの自然と歴史」

担当:高橋英樹(植物)・大原昌宏(昆虫)・天野哲也(考古)・角幸博(建築)

札幌キャンパス(植物園を含む)の植物・昆虫・遺跡・建築等について野外調査を含む演習を行い、北大(北大キャンパス)の自然と歴史に関する基礎的・総合的な知識を得る。北大の「通底する精神」に触れ、キャンパスの自然の多様性、歴史の重みを感じ、北大生としての自覚を高め、自らの勉学の視点を定める。


「北大総合博物館で学ぼう!―自然と人間」

担当:湯浅万紀子(博物館教育)・阿部剛史(海藻)・河合俊郎(魚類)・小林快次(古生物)・藤田良治(情報)・松枝大治(鉱物)

総合博物館は膨大で貴重な学術標本を有している。これは、130年の歴史を有する北海道大学における研究・教育の蓄積の証である。博物館はまた、その学術標本の調査研究を担う教員と研究者、学生、彼らと共に博物館活動を支えるボランティアという人々が活動する研究・教育の現場でもある。博物館における標本の収集・保管・研究、展示・教育、情報公開、活動評価など諸活動を実習形式で学習し、幅広い分野の基礎知識を身に付け、大学博物館の存在意義について理解を深める。

総合博物館の6名の教員が以下の授業を進める。

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●総合科目

「今、大学博物館が面白い―“物”にこだわる科学」

担当:松枝大治(鉱物)・阿部剛史(海藻)・天野哲也(考古)・大原昌宏(昆虫)・河合俊郎(魚類)・小林快次(古生物)・小俣友輝(情報)・高橋英樹(植物)・湯浅万紀子(博物館教育)・馬渡駿介(分類学)

北海道大学総合博物館では、単なる学術的標本・資料の展示・保管に留まらず、物的証拠に基づいた実証的教育・研究を目指している。総合博物館に所属する地球科学・生物学・考古学・情報学・教育学分野の各教員が、講義を通じてそれぞれの分野の教育・研究における“もの”の重要性の指摘とそれに付随するトピックスの紹介を行う。併せて、大学博物館に課せられた使命・役割や展示公開・教育についても言及する。


「北大総合博物館で学ぼう!―ヒグマ学入門」

担当:天野哲也(考古)・高橋英樹(植物)・大原昌宏(昆虫)・小野裕子(考古)・学内外講師(下記参照)

クマは食物連鎖の頂部にあって、古く旧石器時代から人類と緊張のある関わりをもってきた。とくにアイヌをはじめ極東諸民族はクマにたいして深い畏敬の念をいだき、独特の付き合いをしてきたことが知られている。今日、日本列島最大の陸上哺乳動物であるヒグマに関連するする各専門家の最新の研究成果を学んで、ヒグマを通して自然と社会の関係を考える。

まず、登別クマ牧場で実際にヒグマを観察し、基礎的知識を得る。以後、各講師からヒグマとそれをめぐる問題の講義を受けて、理解を深める。それと同時に、北海道などにおけるヒグマと人間社会の関係について調査して、問題点をつかみ、共存の方策を考え、クラスで討論する。


「大学博物館講座ー北大自然史研究の系譜」

担当:高橋英樹(植物分類学)・諏訪正明(昆虫分類学)・増田道夫(海藻分類学)・加藤誠(古生物学、岩石鉱物学)・今村央(魚類分類学)

目標:北大の自然史研究の歴史を学び、北大に通底する精神とは何かを考える。さまざまな学問分野の将来像についての思索を深め、自分の将来の専門分野についての視座を定める。

北大に通底する精神とは何かを、一般市民に話すことができるようになる。自然史の基礎知識を身につける。レポート作成の基礎的技術を身につける。


●大学院共通授業

「博物館学特別講義 学術標本・資料学」

担当:高橋英樹(植物)・天野哲也(考古学)・松枝大治(鉱物)・大原昌宏(昆虫)他、学内資料部研究員など講師

 自然史・進化、人類史、文化史など一度限りの事象の連鎖を対象とした歴史科学においては、何度でも再試行が可能な実験科学と異なり、その歴史の証人である標本・資料を採取・収集しそこから情報を得る必要がある。基礎になった証拠標本・資料を保管し、他の研究者による再検証可能性を保証することは、この分野の科学性を保証することでもある。このため、文理を問わず、1回限りの事象を対象とした「歴史科学」において学術標本・資料の価値は、「実験科学」における実験装置以上に高い。採取・収集された標本・資料がどのような過程を経て「学術標本・資料」となるかを講義。標本・資料となる対象は、当然の事ながら理系、文系を問わず幅広いものとなる。 

 本講義は、学部レベルで学芸員資格を取得した院生(あるいは本講義受講後、学芸員資格を取得する予定があるもの)を主な対象とし、博物館関係施設・環境関連調査研究施設の上級学芸員・上級研究員、環境・天然記念物等の行政担当者、などを対象としたアドバンストコースでもある。

■講義日程(予定) 毎週金曜日16時30分から18時 総合博物館2階共同研究室にて開講

■評価   出席とレポート(一部小テスト)によります

■連絡先  高橋英樹 総合博物館内線4508 hide@museum.hokudai.ac.jp

■教科書・参考書等  担当者がその都度、講義で指示する。

■履修条件等  学芸員資格を取得しているか、取得予定者が望ましい。

■履修方法  所属する各研究科・学院が指定する期日までに、大学院共通授業科目履修案内(冊子及びWebシラバス)に記載されている時間割番号を履修届に記入のうえ、所属する各研究科・学院の教務(大学院)担当窓口に提出すること。

 履修方法について詳細は下記のホームページ参照。
 http://www.hokudai.ac.jp/bureau/gakumu/gclass/mokuji.htm


「博物館学特別講義II 展示、教育、活動評価」

担当:石森秀三(観光学高等研究センター・観光学)、佐々木亨(文学研究科・博物館学)、鈴木幸人(文学研究科・美術史学)、小林快次(総合博物館・古生物学)、湯浅万紀子(総合博物館・博物館教育学)

担当教員は皆、博物館・美術館での勤務経験を持つ。石森は国立民族学博物館、佐々木は道立北方民族博物館、鈴木は大阪市立美術館、小林は福井県立恐竜博物館、湯浅は東京大学総合研究博物館である。それぞれの博物館勤務経験を活かした講義となる。講義の前半では、自然史系博物館と民族系博物館、美術館、大学博物館での展示の制作、教育プログラムの運営、活動評価についてケース・スタディし、各種博物館での学術標本や資料の研究に基づいた活動展開、およびその活動を支えるマネージメントの現状と課題を考察する。後半は、北大総合博物館での展示や教育プログラムの評価にグループワーク形式で取り組む。今後の博物館活動にフィードバックできる報告をまとめて総合博物館にプレゼンして議論する。学芸員資格のアドバンスト・コースである。

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●理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座 選択科目

「博物館コミュニケーション特論-コミュニケーションフィールドとしての博物館」理学院 自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座

担当:天野哲也(考古)・湯浅万紀子(博物館教育)

大学博物館の存在意義を考察し、それを社会に伝えるための教育プログラムを企画・運営し評価します。それを通して博物館コミュニケーションの意味を考え、コミュニケーションスキルを習得します。授業内容としては、

 ●北海道大学総合博物館の使命を説明し、いくつかの代表的な博物館活動などを紹介、問題点を見出す。
 ●問題点を解決するため、プロジェクト案を教員がいくつか提示し、受講生が小グループにわかれてそのテーマに取り組む(授業時間外の活動が求められる)。受講による自主プロジェクトも議論の上積極的に採用する。
 ●毎週一つのグループが研究報告を行い、全員で討論する。
 ●最後に、適切な形態で研究成果を発表し、評価する。
となっています。

また実際のプロジェクト例としては、学生によるカフェ型研究発表、ホームページや映像作品などを通じた博物館からの情報発信、展示改善、ショップグッズ開発などを行います。

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理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座 自然史科学特別講義?(集中講義)
「日本における科学技術コミュニケータ養成の現状と課題」

担当:国立科学博物館・小川義和、湯浅万紀子(博物館教育)

日本において科学技術コミュニケータ養成が必要とされる背景を説明し、北大や国立科学博物館を含めて全国で取り組まれている科学技術コミュニケータ養成プログラムの現状を紹介した上で、その課題を考察する。

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理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座 自然史科学特別講義?(集中講義)
「科学系博物館におけるサイエンス・コミュニケーション」

担当:国立科学博物館・小川義和、湯浅万紀子(博物館教育)

科学系博物館におけるサイエンス・コミュニケーションの課題を理解し、北大総合博物館における教育プログラム企画を立案する。

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理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座 科学技術史特論
「メディアを通した科学歴史探訪」

担当:杉山滋郎(科学史)

現在我々の身の回りに溢れているマルチメディア技術や情報技術の仕組みを理解し、そのうちの幾つかを習得する。また、現在にいたる科学の歴史を様々な切り口で学び、身に付けたマルチメディア・情報技術との関わりを考察しながら発表を行なう。

授業内容としては、

1. 身近な情報メディアコミュニケーション技術と、その歴史や仕組み・社会との関わりなどについて学習する。
2. 興味を持ったいくつかのトピックに焦点を当て、小グループにわかれてトピックを掘り下げる(授業時間外の活動が求められる)。
3. 各グループごとに情報メディアコミュニケーション技術を用いて発表素材を作成する(映像や写真、文字情報、ホームページ、Pod Casting、WEBアプリケーションなど)。
4. 成果物を適切なかたちで発表し、参加者全員で評価する。
となっています。

制作された作品は、WEBでの公開や展示として用いることを目標とします。

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