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 ◆ ◆ 博物館まつり2010のご案内 ◆ ◆

(平成21年度 北海道大学総合博物館年次報告会)

会期:2010320日(土)21日(日)22日(月)

場所:北海道大学総合博物館・知の交流コーナー、他

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すべて一般市民の方も参加できます。

入館無料です。博物館は午前10時から午後4時までの開館です。



 1日目 20日(土)◆

13:00 開会宣言 (司会:松枝大治 博物館教授)

13:05 挨拶 馬渡駿介 (館長)



13:15 平成21年度 総合博物館 活動報告会

(1)人事・会計 [松枝]

(2)研究活動(研究/収蔵)[高橋]

(3)教育活動 [湯浅]

(4)展示 [大原]

(5)アンケート・出版物[小林]

(6)ボランティア [湯浅]

(7)外部資金獲得 [松枝]

(8)国際交流[松枝]

(9)将来構想 [大原]

(10) その他



15:00 ミュージアム・カフェ 市民と学生と博物館の意見交換会 【特に市民向け】 

「博物館を熱く語ろう - 市民と学生と博物館 -」

趣旨:札幌圏の博物館の将来構想など、市民と学生とともに考える機会とします。



パネラー(予定者):

寺林伸明(北海道開拓記念館

三浦龍一(札幌市博物館活動センター

岡村一美(サッポロミュージアム 5:01

丹羽真一(さっぽろ自然調査館

大石琢也(北海道大学 大学院生)

馬渡駿介(北大総合博物館 館長)

司会:大原昌宏(北大総合博物館)


16:45 休憩(懇親会準備)


17:00 懇親会

チェンバロ演奏

表彰式・認定式

(1)募金寄付者 顕彰

(2)ボランティア 顕彰

(3)HOKUDAI ミュージアムマイスター 認定



 2日目 21日(日)◆

平成21年度 総合博物館 研究報告会 レジュメ ← pdfファイル、2.6MB)


10:00 開会挨拶(司会:戸田正憲 資料部長)


10:05 午前の部(資料部研究員)

12:00 休憩

13:30 午後の部(資料部研究員)

14:15 (研究部教員)

15:00 (学生/院生)

16:30 (ボランティアなど)

17:00 閉会挨拶(馬渡俊介 館長)



 3日目 22日(月)祝日振替 ◆ 【特に市民向け】 

イベント:●チェンバロ演奏会

      ↑300年前の音楽の演奏会とレクチャー。

     HoUM 宇宙の4Dシアター(11:00〜整理券配布、12:00〜上演開始)

      ↑飛び出す宇宙の映像で宇宙に詳しくなりましょう。

     ●展示解説ツアー(午前1回、午後1回)

      ↑HoUM企画展担当教員が展示を分かりやすく解説します。

     ●バックヤードツアー(午前1回、午後1回)

      ↑普段お目にかかれないHoUMの「裏側」をお見せします。

     ●ミュージアムショップ、大安売り

      ↑何が出るかは当日のお楽しみ。

     ●展示: 一日だけの「お宝公開」と鑑定・同定会

      ↑一見何か分からない岩石・鉱物、昆虫、海藻のようなものを
       お持ちください。専門家が鑑定します! お宝展示詳細は以下。



○○●○ 展示するお宝について ○●○○ (22日のみ、お宝リスト



お宝1(無脊椎動物)

展示物:カギムシ

解説:有爪動物門Onychophoraに属する、細長くて柔らかい無脊椎動物。熱帯多雨林の地表や朽木の中などに生息する。肉食性。生息域は熱帯域に限られており、現在認められている約35の動物門のうち国内での生息が確認されていない動物門の1つ。また、これらの動物門のうち現生種に海産種を含まない唯一の動物門。国内で見ることの出来るチャンスは極めて少ない。展示標本は恐らく北海道内に存在する唯一の標本と思われる。バージェス動物群のハルキゲニアやアイシュエイアは海産絶滅種であるが、展示標本と同じ有爪動物門に属するものと考えられている。




お宝2(考古学)

展示物:発掘調査の記録「礼文島香深井1遺跡発掘調査日誌(1972年6月6日 大井晴男氏分)」

解説:遺跡の発掘は、それに先立つ一般調査(分布調査)や「聞き込み」などさまざまな予備的調査で得られた情報を分析して仮説を立て、それを検証するために入念な計画のもとに実施される。 この6/6の日誌では、トレンチにようやく一端を現した遺構群(後に2号竪穴、4号竪穴、5号竪穴と命名)の性格・相互関係をなんとか把握して、懸案のオホーツク文化と擦文文化の関係を解明しようとする情熱と気迫が感じられる。




お宝3

展示物:TR-1Aロケットで打ち上げられた氷の結晶成長観察装置

解説:この装置は、19981119日種子島宇宙センターから打ち上げられたTR-Aロケット7号機に搭載され、宇宙の無重力環境で氷の結晶成長の様子を観察するために使用された。打ち上げられたロケットは、高度250kmに達したあと海上に着水し、その間に約6分間の無重力環境が得られる。この実験により、宇宙で初めて氷の結晶成長に成功した。




お宝4(海藻)

展示物:岡村金太郎博士の海藻採集用具(採集袋・脚絆・地下足袋)

解説:我が国の海藻研究の基礎を築いた、水産講習所(現・東京海洋大学)教授の岡村金太郎(1867-1935)の遺品。「七里ヶ浜での採集時の写真で身につけていたもの」と聞けば、藻類学者の多くが思い当たるであろう。本学の理学部植物分類学教室初代教授、我が国の海藻研究の中興の祖として知られる山田幸男(1900-1975)は、岡村の門下生である。岡村の没後、約15,000点の海藻標本は全て、山田が引き継いだ。もともと北大は宮部金吾(1860-1951)のコンブ研究に始まる海藻研究の伝統を持つ。現在では日本国内の重要な海藻標本の大半(約200,000点)が、総合博物館の標本室に存在するのである。




お宝5(植物)

展示物:レブンアツモリソウのタイプ標本

解説:国内特定希少野生動植物に指定されている礼文島固有のラン科植物。1925年北大の工藤祐舜が植生表中でリストしたが正式発表とは見なされない。1932年に宮部金吾・工藤祐舜の連名で正式に発表された。タイプ印が押されたこの標本は、舘脇操が1928年に作成したものである。




お宝6(昆虫)

展示物:ウスバキチョウのタイプ標本

解説:北海道大雪山に分布するアゲハチョウ科の高山蝶。昭和40年に天然記念物に指定された。北海道の「希少種」としてレッドデータブックにも登録されている。ウスバキチョウは、大正15年(1926)に河野廣道博士が大雪山で採集、発見し、同年、松村松年教授により新亜種Parnassius eversmanni daisetsuzana Matsumuraとして命名された。展示している標本は、日本の高山蝶を代表する種ウスバキチョウのタイプ標本である。タイプ標本とは、新種あるいは新亜種を記載する際に用いた標本のことで、学名の証拠、よりどころとなる標本。タイプ標本と同じとみなさるものが、分類学的には同種ということになる。




お宝7(恐竜)

展示物:タルボサウルスの頭骨複製

解説:ティラノサウルス科の恐竜で、モンゴルから発見されている。体長約10メートルあり、頭骨だけでも1メートルの大きさを持つ、地球史上最強で最大級の肉食動物。2005年から北大もモンゴルにおいて他国と共同で恐竜化石調査を行っており、多数のタルボサウルスの化石を発見している。タルボサウルスは、北米のティラノサウルスに類似しており,系統解析において近縁な動物群として考えられている。強靭な顎と歯を持っており、凄まじい噛む力を持っていたことがわかっている。




お宝8

展示物:「大本営」と「行在所」門標

解説:なぜ、北大の博物館にこんな不思議なものが保存されているのか?  北大構内で天皇の宿泊所「行在所」と総大将の本陣「大本營」を示す門標が、同時に掲げられる機会としては、近代の歴史上、昭和11(1936)秋の北海道陸軍特別大演習をおいてない。 この大演習は,大東亜戦争開戦前夜、満州事変(昭和6)後の戦火拡大に伴う国威高揚の国家イベントであり、北海道の地は国防上、中国、ソ連から本土を防衛するための盾と見なされていた。昭和天皇は陸海軍の統帥権に護られた大元帥を兼ねた”現人神(あらひとがみ)”であった。その神様が、大元帥として演習統監のため北海道へ行幸されたのである。 軍艦「比叡」で926日、室蘭に入港。御召列車で道東各地を巡幸後、札幌入りした当時の様子は、『大元帥陛下には慈光燦然と降り注ぐ1日午後413分、20万市民の熱狂的奉迎裡に陸軍大演習大本営たる北門の首都札幌市に着御あらせられた。過ぐる幾旬ひたすらに奉迎の誠をつくして御準備申上げたその晴れの日である ! (「北海タイムス」昭和11101日付記事)等からもしのばれる。 102日から5日まで札幌近郊石狩平野を想定戦場とし、悪天候の中、展開された北軍(旭川第七師団)と南軍(弘前第八師団)の遭遇戦を統監した大元帥の本陣に設定されたのが、北大構内の農学部新校舎だったのである。 「大本営」門標はこの期間に掲げられ、演習終了と共に大元帥から天皇に戻った106日以後に「行在所*」門標に掛け替えられた。